映画 ツリー・オブ・ライフ

遅ればせながら、映画「ツリーオブライフ」を観ました。
ブラッド・ピット、ショーン・ペン、
期待を裏切らない素晴らしい映画でした。
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舞台は1950年代のアメリカ・テキサスの田舎町。
厳しい父と慈愛に満ちた優しい母、
そして3人の兄弟たち。
夢のような美しい自然に包まれていながら
毎日の生活は「力こそすべて」の厳格な父に
完全に支配されていました。
父と子の葛藤を主軸に、兄弟の絆や
儚げな母の美しさが描き出されます。

中年になり社会的な成功をおさめた主人公の
長男ジャックは愛する弟の死を知ります。
少年期の苦しくも美しい思い出を回想しながら
自分の生き方を神に問うかたちで
映画は展開していきます。
途中、挿入されるネイチャードキュメンタリーのような
宇宙の創造、生命の誕生、地球の歴史などのイメージ。
それが神の答えでもあるかのように、
ジャックは喪失から再生への光を見つけていくのでした。

映画を観ながら、
宮沢賢治の「わたくしという現象は仮定された
有機交流電燈のひとつの青い照明です」の一節を
思い出しました。
生命の誕生から死に至る輪廻の中で
連綿と繰り返される人々の営み。
私たちの人生も長い宇宙の歴史の一現象と思わせる
斬新な構成は、不思議なくらい安らぎを覚え
至福の時間でもありました。

父親が出張と聞いて開放された子供たちが遊ぶシーンの
交響詩「モルダウ」の使い方の心憎いこと。
私の心もここで一緒に解き放たれました。
母親役のジェシカ・チャステインのワンピース姿も
女性らしい美しさに溢れ、いつもジーンズカジュアルの
自分の姿が恥ずかしくなりました。

圧倒的な映像美、心揺さぶる音楽、
あまりに素晴らしくて2回も観てしまいました。
こういう映画は大スクリーンでないとね。
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大きな木、豊かな水、風に揺れる草・・・
↑映画に触発されてこんな写真を撮りました。


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by ishikoro-b | 2011-09-09 15:58 | 映画 | Comments(0)
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