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石ころコロコロ

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東北紀行 遠野・カッパの聖地を訪ねて

遠野物語の「遠野」もずっと前から訪ねてみたいところでした。
あまり時間はなかったのですが、ここまで来て
カッパに会わずには帰れません。
河童の伝承地、カッパ淵を訪ねました。
駐車場から歩いて数分ほどの所に常堅寺というお寺がありました。
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お寺の境内にあるお堂の前には、頭がお皿のように凹んでいる
「かっぱ狛犬」が鎮座して私たちを迎えてくれました。
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その昔、寺が火事に見舞われたときカッパが
消火の手助けをしたことから、
かっぱ狛犬として祀られ寺を守っているのだとか。
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境内を抜けて小川に架かる小さな河童淵橋を
渡ったところがカッパの聖地、カッパ淵でした。
もっと山深い場所を想像していましたが
田園風景の中の鎮守の森を流れる小川といった感じ。
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周辺の木々が葉を落としているせいか思っていたより明るくて
カッパがいる淵には見えないと思いながら近づくと、
カッパ釣りの仕掛けがあって、やっぱり何やらいそうな気配。
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遠野物語によると遠野のカッパの顔は赤いそうです。
遠野物語五八話から。
「小鳥瀬川の姥子渕の辺りに、新屋の家といふ家あり、
ある日渕へ馬を冷やしに行き、馬曳きの子は外へ遊びに
行きし間に、河童出でてその馬を引き込まんとし、
かへりて馬に引きずられて厩の前に来たり・・・・」
カッパは厩の馬槽に隠れていましたが、
家の人が馬槽が伏せてあるのを怪しんで、少しあけて見たら
カッパの手が出て来て、村人は集まって殺すか赦すかを評議。
二度と悪戯をしないという固い約束をさせて
カッパを放したのだというお話。
悪戯は困るけれど、どこか憎めないカッパのお話でした。

釣り糸の先にはカッパの大好物が。
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美男美女はカッパに引きずり込まれるそうです。私は安心。
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カッパのミイラのような木株が。
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カッパはお乳の神様でもあるそうです。
淵のほとりの小さな祠にはお乳の縫いぐるみが
奉納されていました。
祠の傍に陶製のカッパが座っていて足元のキュウリの
微笑ましいこと。
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あたりはこのような田園地帯。
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「見えない」は「存在しない」ではないのですね。
いつの間にか失われた能力や遠い昔に忘れてきてしまったもの。
昔の人には異界に存在するものが見えたり聴こえたり
していたのでしょう。
カッパ淵に佇みながらそんなことを考えました。
それはきっと、カッパに会えたってことなのかも知れません。
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by ishikoro-b | 2011-12-22 16:08 | 未分類 | Comments(0)
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