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石ころコロコロ

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聖徳太子ゆかりの鶴林寺を訪ねて

春分の日、春の陽気に誘われて車で東へ走ること約1時間半。
お隣、兵庫県の名刹と神社を訪ねてきました。
最初は加古川市にある聖徳太子ゆかりの寺「鶴林寺」
太子信仰の寺として栄え、播磨の法隆寺と呼ばれているそうです。

聖徳太子といえば、昔付き合っていたボーイフレンドが
「この本おもしろいよ」と貸してくれたのが
梅原猛著「隠された十字架」という本で
法隆寺は聖徳太子一族の怨念を鎮める寺だという
大胆な法隆寺論に圧倒されたものでした。
それ以来、すっかり聖徳太子の信者となったのですが
最近では「聖徳太子はいなかった」というのが
定説となっているようで・・・「え〜そんなぁ〜」
でも日本人の心の中に聖徳太子は生き続けてきたわけだし
いまさらそんな事言われても・・・ね。
いえ、実在したんです。きっと。

そんな邪心を胸に人影まばらな境内を散策しました。

仁王門。入場料は300円でした。
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まずは仁王様に挨拶。
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仁王門を入って正面に本堂が・・・
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本堂は室町初期の建築で国宝。屋根の反りが美しいです。
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鶴林寺縁起によると
今から千三百年余り前、物部守屋の難を逃れて隠棲していた
高麗の僧・恵便法師の徳うを慕って聖徳太子が来臨され
秦川勝に命じて精舎を建立したのが鶴林寺のはじまりとか。
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本堂から見た太子堂。平安後期の建築で国宝。
桧皮葺きの屋根の優美で軽やかなこと。
堂内には平安時代の壁画が描かれているのだとか。
肉眼では見えないようです。
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三重塔。
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太子堂と本堂。
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鐘楼は室町時代の建築で国重文。奥が観音堂。
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鐘楼の裏には宝物館があって、写真撮影はできなかったけれど
金銅聖観音「あいたたの観音さま」を拝観することができました。
その昔、盗人がこの観音様を盗んで一儲けを企てましたが
「アイタタ」という観音様の声を聞き改心して像を返したという
伝説が残っています。
法隆寺の夢違観音と似ていてこちらも白鳳仏の傑作。
秀でた眉に切れ長の目、わずかに微笑みをたたえた口元。
小柄でしなやかに腰をひねり立つ姿は優しさと慈悲をたたえて
立ち去りがたいほどの美しさでした。
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あいたた観音の微笑みのような梅の花でした。
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by ishikoro-b | 2012-03-24 02:43 | 未分類 | Comments(2)
Commented by margaret at 2012-03-26 10:22 x
あの本、面白いですね。私もとりこになりました。法隆寺7不思議は、そういう見方をすれば、、、、と授業でも出ました。
兵庫って、奈良と似た感じの場所多いですよね。
明日香もあるし、太子町とか 斑鳩 とか、、、
来月は奈良に行きます。建築史ゼミOBの旅行会。教授も行くので、兵庫は次回に計画しようかしら。
Commented by ishikoro-b at 2012-03-26 23:55
margaretさま。
梅原猛さんの本で古代史に夢中になりました。
春の奈良、いいですね。
九州の彩色古墳も面白かったですよ。
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