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石ころコロコロ

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映画 アーティスト

「アーティスト」は素敵な映画の贈り物。
白黒&サイレント映画という忘れ去られようとしている手法で
生きている歓びをシンプルに美しく描いた作品でした。
音楽も俳優たちの細やかな表情もセリフ以上に雄弁。
こんな手が残ってたんだ・・・
映画の原点でもあり、映画の未来も見えてくるような
新鮮なアイデアに素直に感動。
本年度アカデミー賞<作品賞>ほか最多5部門受賞や
カンヌ映画祭パルム・ドール賞ならぬ
パルム・ドッグ賞受賞の犬のアギーの名演技は
アカデミー賞主演男優賞をあげてもいいくらい。
心から拍手を贈りたくなるような映画でした。
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舞台はサイレント映画からトーキー映画に
移行する古き良きハリウッドの黄金時代。
サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティンは
共演した愛犬と共に新作の舞台挨拶で拍手喝采を浴びていました。
そんな中、未来のスターを目指す新人女優のペピーと出会います。
ペピーにとってジョージは憧れの存在。
そんなペピーにジョージは女優になるためのアドバイスをします。
女優として目立つことが必要だと
ジョージがペンシルで描くぺピーの唇の上の小さなホクロ一つ。
瞬間、ぺピーの顔がスターの輝きを放ちはじめます。

ジョージに恋してしまったペピー。
誰もいないジョージの楽屋でペピーが
彼のタキシードの片袖に腕を通して
抱きしめられる仕草をするところなど
映画史に残る名シーンと言っても良いくらいでした。

やがて映画はトーキーの時代へ。
ペピーはトーキー映画の人気女優になっていきます。
一方、サイレント映画にこだわり続けた
アーティスト、ジョージ・ヴァレンティンは
次第に時代から取り残されていくのでした。

新旧スターの立場が逆転することを彷彿させる
階段のシーンや、雨の日の路上に落ちたジョージの
ポスターのシーンなど演出も心憎いばかり。

落ちぶれていくジョージ。
そんなジョージに胸を痛めるぺピー。
なんとか復活させようと良かれと思ってした行為が
ジョージのプライドをまた傷つけたりするのでした。

しかし・・・
過去の栄光にしがみつくのをやめたとき
支えていてくれる誰かがいることに気付いたとき
人生はまた輝きはじめるのだということを
映画は教えてくれるのです。
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ジョージ・ヴァレンティンを演じたジャン・デュジャルダン。
全編を通して彼の豊かな演技力に魅了されました。
チャーミングなペピー・ミラーを演じたベレニス・ベジョ。
実はこの映画の監督の奥さんなんですって。
犬のアギーには一撃で脳天もハートもうち抜かれた感じ。
「アーティスト」はミッシェル・アザナヴィシウス監督作品。
2011年のフランス映画でした。

☆ ☆ ☆

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by ishikoro-b | 2012-04-25 00:02 | 映画 | Comments(2)
Commented by キャリオ at 2012-04-27 08:33 x
昔の映画を思い出します。
「温故知新」映画の素晴しさの再発見ですね。
Commented by ishikoro-b at 2012-04-27 14:18
キャリオさま。
刺激と感動は違うのだという事を教えてくれる
いい映画でした。
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