ブログトップ

石ころコロコロ

ishikorog.exblog.jp

映画 刑事ジョン・ブック/目撃者

ロンドン五輪開会式、素晴らしかったですね。
イヤ〜、女王陛下と007、興奮しました。
なんて素敵なアイデアなのでしょう。
ダニエル・クレイグ、カッコ良かった!
流石、イギリスですね。

暑い日は冷房の効いた部屋でオリンピック観戦もいいですが
「レモネード」片手に、こんな映画はいかがでしょう。

1985年のアメリカ映画、ピーター・ウィアー監督作品
「刑事ジョン・ブック/目撃者」をDVDで観ました。
映画館で観て、もう27年も経つんだ・・・とシミジミ。
VHSの時代から数えると10回以上、私の最多鑑賞映画です。
久しぶりに鑑賞して、やっぱり大好き。
色褪せない美しい映画でした。
a0223379_22103037.jpg

刑事ジョン・ブック役のハリソン・フォードが素敵なんです。
ハリソン・フォードの最高傑作と言っても過言ではありません。

舞台は1984年のアメリカ
ペンシルバニア州のアーミッシュの村。
私はこの映画で初めてアーミッシュのことを知りました。
村人は大きな家族のように強い絆で結ばれ
車はもちろん、電話も電気もない・・・
物質文明社会を拒否し、美しい自然の中で
シンプルに豊かに生きるアーミッシュの人達。
さまざまな環境問題で悩む私たちに興味深いものがありました。
ま、(小さな声で)村の人間関係はパスですけど・・・。

アーミッシュの若き未亡人レイチェル(ケリー・マクギリス)と
幼い息子サミュエル(ルーカス・ハース)は旅行中、
麻薬潜入捜査官殺しの事件に巻き込まれるのでした。
男の子が駅のトイレで殺人シーンの目撃してしまうのです。
この事件を担当し、彼らを守るのがフィラデルフィア警察
殺人課の敏腕刑事ジョン・ブック。
男の子の目撃証言から警察内部の不正に気づいたジョンは
逆に警察の幹部たちに狙われ銃創を負います。
母子を守るため、傷つきながらも車に二人を乗せて街を脱出。
アーミッシュの村まで二人を送り届けるのでした。
が、しかしここで力尽き、気を失ってしまうのです。

村人が煎じてくれた薬とレイチェルの手厚い看護で
奇跡的に快復したジョン・ブック。
目覚めたところは、現代社会からタイムスリップしたような
文化も時代も違うアーミッシュの村でした。
暴力と文明社会の中で生きてきたジョンは
傷が癒えるまで「汚れた文明人」として
この村に身を潜め、暮らすことになるのでした。
a0223379_22122339.jpg

ここから映画は、単なる刑事ものにあらず。
美しく彩られた愛の物語に変っていくのです。
白いボンネット姿が無垢で美しい母親レイチェル。
息子サミュエルも透き通るほどの可愛らしさです。
住む世界の違うジョンとレイチェル。
やがて惹かれ合い、実らぬ恋に落ちていくのでした。

窓から差し込む光の技法など、まるでフェルメールの絵を
思わせる名シーンが随所に鏤められていて
本当に息を呑むほどの美しさ、映画に気品を添えています。

納屋で、カーラジオから流れる音楽に誘われてのダンスは最高。
ぎこちなく、超えてはいけない気持ちを押さえながら踊る二人。
映画史に残る名シーンです。

「君を抱いたら、ここから離れられなくなる・・・」
結ばれない関係がより切なく、観る者の感情を揺さぶるのでした。

村の人総出で納屋を建てるシーンも印象に残ります。
働く男たちが美しい。
女たちも集まって、昼食の支度をしたりキルトしたり・・・
絵のような世界です。
ここでアーミッシュの若者の中に、当事無名だった
ヴィゴ・モーテンセンを発見!
a0223379_22402488.jpg

しかし、そんな穏やかな日は長く続かず
警察の同僚の死を知ることになるのでした。

ジョンが明日また元の世界へ帰ると知ったレイチェルは
ジョンのもとに駆け寄るのでした。
押さえきれない感情が溢れだして抱き合うふたり。
切ない切ないキスシーンに胸が熱くなります。

そして翌朝、ついにジョンの所在を探り当てた警察幹部たちが
ショットガンを手にアーミッシュの村へ現れるのでした。
ここからサスペンス炸裂。
そして最後はアーミッシュの非暴力主義が
事件を解決に導くのでした。

ジョンとレイチェルの別れのシーンも美しいです。
見つめ合い、別れるしかないことを悟るふたり。
言葉はなくても映像から心情が伝わって来るのです。

エンドクレジットの外界に続く一本の道を
ジョンの車が遠ざかっていくロングショットも見事。
いつまでも心に残りました。

☆ ☆ ☆

ランキングの応援に駆けつけてくれた
ブログ「猫日和。キルト日和。」でおなじみのふーくん。
ふーくんバナーをクリックすると
きっとあなたにもいいことが・・・

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ

応援ありがとうございます。
[PR]
by ishikoro-b | 2012-07-29 22:49 | 未分類 | Comments(2)
Commented by キャリオ at 2012-07-31 16:58 x
私も久しぶりにDVDで洋画鑑賞をしました。
ロバート・レッドフォードとデミ・ムーアとウディ・ハレルソンが共演した作品でタイトルは「幸せの条件」です。
夫婦の間に1人の男が入って繰り広げる愛憎ドラマで、お金で買えない「幸せの条件」を考えさせてくれる作品です。

あらすじは・・・次回のブログで書いてみたいと思います。

Commented by ishikoro-b at 2012-08-01 23:23
キャリオさま。
「幸せの条件」とは直球のテーマですね。
レビュー、楽しみにしています。
<< 夏の高原 大山・鏡ヶ成 閑谷学校を訪ねて >>