明日は広島原爆の日です。
2008年の8月のことになりますが・・・
広島現代美術館で開催された写真家、石内都さんの
「ひろしま Strings of Time」展に行ったことが
今でもとても印象に残っています。
被爆した衣類や装飾品など遺品の数々・・・
石内さんは、今では原爆資料でしかないそれらに
写真という手段でいのちを吹き込んだのでした。
ライトテーブルの上で逆光で撮影された
手作りの花柄や水玉模様のワンピースやブラウス・・・
ふわりと風に翻りそうな羽衣のように見えました。
あの瞬間まで身だしなみを整え
オシャレを楽しんでいた人たち・・・
焼けただれ破れた衣服は、そんないつもの朝を一瞬で
奪い去った悲劇を物語っていました。
儚い美しさと原爆の悲しみが、静かに胸を揺さぶり
表現することの原点を見せてもらったような写真展でした。
展覧会の後、カメラにモノクロフイルムを詰めて
時間が止まったままの原爆ドーム周辺を歩きました。
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