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石ころコロコロ

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フェルメールとルミナリエ

あれこれあって、アップするのが遅くなってしまいましたが
先週の水曜日、神戸へ行ってきました。
目的はもちろん、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」です。
ちょうどルミナリエも開催中という嬉しいおまけ付きで
二倍楽しい、冬の一日を過ごすことができました。
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展覧会では、レンブラントやルーベンス、フェルメールなど
17世紀に活躍した画家たちの珠玉の名品が展示されていました。

会場に入ってまず見入ったのは、風景画の描写の素晴らしさ。
画面の大部分を占める雲の表現。
その雲を透過する光。
降り注ぐ光に包まれて、繰り広げられる人々の営み。
小さな人物描写にも表情と存在感があり
映画のワンシーンを見ているかのようでした。
写真以前の画家の描写力って、本当に凄いです。

そして、聖書の一場面を描いたレンブラントの
「シメオンの賛歌」を前に言葉を失いました。
天から降り注ぐ光の美しさと言ったら・・・神業です。

ルーベンスの「聖母被昇天」の下絵も展示されていました。
「フランダースの犬」の最後のシーンの絵です。

そして、そして・・・フェルメール。
暗闇の中に現れた「真珠の首飾りの少女」
本物の放つ煌めきを何と表現したらいいのでしょう。
ラピスラズリの絵の具をふんだんに使ったの青いターバン。
少女の瞳、官能的にも見える濡れた唇。
大粒の真珠は、光と闇を象徴しているかのよう。
肩越しに振り向いた少女は、ちょっと目を逸らすと
闇に消えてしまいそうな・・・その永遠の一瞬の表情が
見る者の心を捉えて離さないのでした。
この絵の少女はフェルメールの想像上の人物(トローニー)と
いうのが定説のようですが、私にはフェルメールの心を
ときめかせた美しい少女が、きっと実在したと思えるのです。
画家の絵心を刺激する何かがないと
生まれなかった絵のような気がしてなりません。

長い列の流れにそって、最初は数秒のご対面でしたが
作品から2メートル程後ろにロープが張られ
そこからじっくり鑑賞することが出来て幸せでした。

☆☆☆

そして、その後は北野界隈を散策して
にしむら珈琲店でお茶して、ルミナリエに繰り出しました。
ちなみに下の写真は昼間のルミナリエです。
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大震災の犠牲者の鎮魂と、再生の希望を託して始まった
ルミナリエも、はや今年で18回目を迎えるのだそうです。
私にとっては初めてのルミナリエ。
心の中で合掌しながら
ご一緒したふーテトママさんの袖をしっかり握って
迷子にならないように、美しい光の回廊を歩きました。
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最後のメイン会場で、お腹がすいてきた私たち。
たこ焼きと揚げ餅を買って、テント裏で慎ましく
幸福な一日を締めくくりました。
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☆ ☆ ☆

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by ishikoro-b | 2012-12-18 01:59 | 冬の旅 | Comments(0)
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