昨年の
3月10日、偶然通りかかって見つけたセツブンソウ。
初めてのセツブンソウの可愛らしさに感激しましたが
この時は残念ながら少し見頃を過ぎていました。
そりゃ、節分の頃に咲くからセツブンソウですもの・・・
そしてこの3連休の一日、ふとセツブンソウの事を思い出し
もしかしたら咲いているかもと、車を走らせました。
しかし、昨年の山の斜面には、まだ花の気配なし。
ションボリしていたら、野良仕事中のお爺さんが
近くの別の群生地に咲いていると親切に教えて下さったのでした。
神社の急な石段脇に、やわらかな春の日差しを浴びて
セツブンソウが咲き始めていました。
懐かしい友たちに会えたようで、思わず笑みがこぼれます。
花で一年が巡ったことを知る・・・素敵なことですね。
ちなみに白い花の部分は、実は花ではなくガク。
セツブンソウはキンポウゲ科の多年草です。
高さ10cmほどですから、写真と撮るのも大変。
セツブンソウやカタクリなど、早春に咲く儚いいのちの花を
春の妖精、スプリングエフェメラルといいます。
束の間の春を謳歌するように、地上で精一杯美しい花を咲かせ
そしてわずか一月ほどで地上から姿を消してしまうのです。
エフェメラルには「儚い」とか「束の間」の意味があるのだとか。
転じて「春の妖精」・・・美しいですよね。
一生の殆どを、地下で過ごす蝉やカゲロウなどと似て
ものの哀れも感じさせてくれる花です。
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