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石ころコロコロ

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こんなところに雪舟のお墓?

私の故郷の隣町、井原市吉井町の国道313号線を走っていると
「雪舟ゆかりの吉井町」という道路案内標識があります。
こんなところに雪舟?と思いながらずっと通り過ぎるだけでしたが
今年最初のNHK日曜美術館で放送された「雪舟」の特集を見て
吉井町のことを思い出し、ネットで調べてみました。
すると吉井町の重玄寺は雪舟の終焉の地で
雪舟のお墓もあると書いてあるではありませんか。
室町時代に活躍した水墨画家、雪舟は岡山県総社市の生まれ。
子供のころ涙で鼠の絵を描いたと伝えられる宝福寺は
観光地としてもすっかりおなじみですが
雪舟終焉の地、重玄寺のことは全く知りませんでした。
そんなわけでカーナビを重玄寺にセット。
実家から車で30分、重玄寺を訪ねてみたのですが・・・
そこに雪舟に関する案内表示も雪舟のお墓らしきものもなく
え〜、これってどういうこと????

お寺で尋ねたら、ここは再建された寺で
昔の重玄寺は天神山の頂きにあったのだと、右前方に見える山の
天辺あたりを指差しながら教えて下さいました。
「本当に行かれますか?」「はい」
「車の運転に自信ありますか」「は、はい」
重玄寺跡地案内マップが付いた雪舟のパンフレットをいただいて
スリル満点の山道を上りました。
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車で進むのもう無理?と思ったあたりで視界が開け
そこに重玄寺跡地の墓地の空間が広がっていました。
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パッと見た感じではどこに雪舟のお墓があるのか
わかりませんでしたが端から順番に見ていくと真ん中あたりに
ありました、ありました。
雪舟に会えたような感動です。
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現存する作品のうち6点が国宝に指定され
「画聖」とまで言われている雪舟が、こんなにも身近に
こんな寂しい山奥に人知れず眠っているなんて・・・
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偉人でありながらも生涯は謎に包まれている雪舟。
パンフレットによると終焉の地については
他に山口市雲谷庵、益田市大喜庵など諸説あるようですが
雪舟が重玄寺で亡くなったという言い伝えは古くから残っていて
「東福寺誌」「吉備物語」などの文献にもそのことが
記載されているとのこと。
東福寺は雪舟が子供の頃修行した宝福寺の本山であり
雪舟との関わりの深いお寺であったことからこの記録が
注目されているのだそうです。
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なにはともあれ、私の中ではこれぞ雪舟のお墓。
道くらい整備すればいいのに、と思ったけれど
この静けさこそ雪舟が眠るに相応しい場所・・・
身近なところにも思わぬ発見があることを知った小さな旅でした。
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by ishikoro-b | 2015-02-20 00:17 | 春の旅 | Comments(0)
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