ブログトップ

石ころコロコロ

ishikorog.exblog.jp

<   2011年 09月 ( 8 )   > この月の画像一覧

八塔寺ふるさと村を訪ねて

秋晴れの日、岡山県備前市にある八塔寺ふるさと村を訪ねました。
県道を逸れて、つづら折りの山道をどんどん登ると、
農村の原風景ともいうべき茅葺き屋根の民家が点在し、
のどかで懐かしい佇まいを醸し出していました。
かつては山岳仏教の聖地として栄えたこともあったとか。
当時の面影を探しながら、豊かな実りの黄金色に輝く世界を
切り取りました。
a0223379_1152143.jpg

a0223379_11493482.jpg

a0223379_11512817.jpg

a0223379_11472978.jpg

八塔寺ふるさと村は1989年、今村昌平監督の映画「黒い雨」の
ロケ地にもなりました。
原爆の二次被爆、黒い雨を浴びたために「ピカに合った娘」と
差別され、縁談も侭ならない女性の苦悩と、
静かに蝕まれていく放射能の恐怖を、
モノクロ映像で淡々と描いています。
民族資料館の裏庭には映画を記念して出演者の石仏が彫られ、
程よく苔むした感じが過ぎた時間を偲ばせました。
真ん中は今村昌平監督と主演の田中好子さんでしょうか。
田中好子さんはこの作品で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞。
美しかった。合掌。
そして今年また、この映画はさらなる意味を問いかけるような
気がします。
a0223379_11495866.jpg

a0223379_1148871.jpg

a0223379_11497100.jpg

a0223379_11504984.jpg

a0223379_11502510.jpg

a0223379_11475221.jpg

ホームページ「石ころホリデー」のフォトギャラリーも
見て下さいね。


ブログ「猫日和。キルト日和。」でおなじみのふーくんが
にほんブログ村ランキングの応援に駆けつけてくれました。
ありがとう、ふーテトママさん、ふーくん。

ふーくんバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ

応援ありがとうございます。
[PR]
by ishikoro-b | 2011-09-30 14:33 | 秋の旅 | Comments(4)

天上の花

野山に彼岸花が目立つ頃となりました。
どんなに残暑が厳しくても・・・
早々と秋の気配を感じても・・・
ちゃんと彼岸に咲くから不思議です。
子供の頃は血の色を連想させて
あまり好きな花ではありませんでしたが、
よく観察すると花のかたちのエレガントなこと。
a0223379_2335350.jpg

別名の「曼珠沙華」は「天上の花」「赤い花」を
意味する梵語なのだとか。
天上から祝福の赤い花・・・
なんて素敵な名前なのでしょう。
a0223379_138069.jpg

「曼珠沙華」と言葉にするだけで・・・詩人になれますねぇ。
a0223379_210442.jpg

曼珠沙華からちょっと目を逸らすとソバの花が楚々と咲き、
美しい紅白のコントラストを見せてくれました。
a0223379_2375931.jpg



ブログ「猫日和。キルト日和。」の福猫ふーくんが
にほんブログ村ランキングの応援に駆けつけてくれました。
ありがとう、ふーテトママさん、ふーくん。

ふーくんバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ

応援ありがとうございます。
[PR]
by ishikoro-b | 2011-09-27 01:48 | 秋の野の花 | Comments(2)

映画 泥の河

18日に放送されたNHK BSシネマの「泥の川」を
やっと観ることが出来ました。
a0223379_1824715.jpg

舞台は昭和31年、もはや戦後ではないという言葉が
生まれた頃の大阪。
世間の流れから取り残されたような川縁で、
うどん屋を営む夫婦の息子ノブちゃんと、
対岸の廓舟で暮らすキっちゃんの、
束の間の切ない出会いと別れを端正なモノクロ映像で描きます。

貧しいながらも両親の愛情に恵まれたノブちゃん。
それでもいろいろな事情があって小さな傷を抱えています。
ノブちゃん家の窓から、対岸に廓舟が見えました。
その舟には学校へ通うことの出来ないキっちゃんと
姉のギン子、そして娼婦の母が暮らしていました。

ノブちゃんとキっちゃんの出会いは雨の日の橋の上でした。
キっちゃんが川に棲む「おばけ鯉」を
見つけてノブちゃんに教えたことから
共通の秘密をもったふたりは友だちになります。
二人の少年の後ろ姿の可愛いこと。

キっちゃんの舟に遊びに来たノブちゃんを
「遊びにきたんかぁ、遊びにきたんやろ〜」
と迎えるキっちゃんの言葉に胸が熱くなります。
舟に友だちが来るなんてなかったんだろうなって。

ノブちゃん家の夕食に招かれたキっちゃんは
得意の歌を披露します。
「ここは〜おくにの〜なんびゃくり〜」
キっちゃんの亡き父が口ずさんでいた軍歌を
9歳のキっちゃんが歌うシーンはとても切ないです。
ノブちゃんのお父さんは自分の苦い戦争体験のことを
思いだしながらキっちゃんの声に耳を傾けます。
そしてキっちゃんの歌を誉めたたえます。
これまで祝福も賞賛もなかったキっちゃんの生い立ち。
だれかが自分の人生を認めてくれる。
素晴らしいシーンです。
これさえあればどんな困難だって乗り越えていけますもの。

キっちゃん家の舟には岸から二つの小さな木の橋が
渡してありました。
一つはキっちゃん姉弟の生活の橋。
そしてもう一つは、子供は渡ってはいけない橋。
ノブちゃんはお父さんから
「夜は遊びに行ってはいけない」と言われています。
でもキっちゃんに誘われて、とうとう夏祭りの夜に
行ってしまうのです。

宝物を見せてあげると仕掛けていた蟹の罠を
川から揚げたキっちゃんは、
その蟹をアルコール?に浸して火を付けます。
燃えながら逃げ惑う蟹、
少年たちの心の痛みが残酷なシーンで表現されます。
可哀想・・・と焼ける蟹の後を追うノブちゃん。
そして偶然にも灯りが溢れる小窓から見えたものは・・・

次の日、別れの言葉も残さずキっちゃんの舟が動きだします。
どこまでも走って後を追うノブちゃんのラストシーン。
キっちゃんは最後まで姿を見せてはくれませんでした。

傷つきながら少しずつ大人の事情を知っていく少年たち。
人々の様々な思いを溶かして川は流れます。

キっちゃんの母役、娼婦の加賀まりこさんの美しいこと。
ノブちゃんの父役、田村高廣さんの優しくも
どこか後ろ暗い半生を感じさせる味わい深い演技。
ノブちゃんの母役、藤田弓子さんの子供たちに注ぐ
眼差しの温かいこと。
そして、ノブちゃん、キっちゃん、ギン子ちゃんたち名子役の
初々しくて凛とした演技が映画を「名画」にしたのでしょう。

いつまでも心に残る素晴らしい映画でした。

↓岡山市百間川の河口付近でみつけた私の「泥の河」イメージ。
a0223379_2346255.jpg

フィルムカメラで撮りました。


ブログ「猫日和。キルト日和。」でおなじみのふーくんが
にほんブログ村ランキングの応援に駆けつけてくれました。
ありがとう、ふーテトママさん、ふーくん。

ふーくんバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ

応援ありがとうございます。
[PR]
by ishikoro-b | 2011-09-20 21:39 | 映画 | Comments(4)

秋の宝石

秋の山歩きの楽しみは、
野の花と宝石のような木の実に出会うこと。
岡山県自然保護センターの里山で見つけた木の実を
集めてみました。
手持ち撮影なので、風に揺れる実に呼吸を合わせるのが
いつも一苦労です。だからピン甘、お許しを。

サンショ
a0223379_22412055.jpg


アキグミ
a0223379_22391396.jpg


シロヤマブキ
a0223379_22435016.jpg


ナツハゼ
a0223379_2241245.jpg


イヌビワ
a0223379_2243462.jpg


ガマズミ
a0223379_22404426.jpg


コナラ
a0223379_22393514.jpg

*植物名の誤りがございましたら、お知らせ頂けると幸いです。


ブログ「猫日和。キルト日和。」でおなじみのふーくんが
にほんブログ村ランキングの応援に駆けつけてくれました。
ありがとう、ふーテトママさん、ふーくん。

ふーくんバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ

応援ありがとうございます。
[PR]
by ishikoro-b | 2011-09-18 00:47 | 秋の野の花 | Comments(0)

里山の小さな秋です。

厳しい残暑が続いていますね。
岡山県和気郡にある県自然保護センターの里山で
小さな秋を見つけました。

ハナイカダ
a0223379_21324069.jpg


ミゾカクシ
a0223379_13591765.jpg


ミズトラノオ
a0223379_13582661.jpg


ナンバンギセル
a0223379_13573288.jpg


タヌキマメ
a0223379_1354225.jpg


サワギキョウ
a0223379_13562855.jpg


デンジソウ
a0223379_13551350.jpg


湿原は秋の風にゆれて
a0223379_21312755.jpg

             *****

秋の贈り物
a0223379_140088.jpg



ブログ「猫日和。キルト日和。」でおなじみのふーくんが
にほんブログ村ランキングの応援に駆けつけてくれました。
ありがとう、ふーテトママさん、ふーくん。

ふーくんバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ

応援ありがとうございます。
[PR]
by ishikoro-b | 2011-09-15 23:17 | 秋の野の花 | Comments(2)

絵本 ボイジャーくん

今夜は中秋の名月です。
夜空を眺めながら大切な人のことを思うって素敵なことですね。
私はボイジャーのことを思い出しました。
1977年アメリカが打ち上げた惑星無人探査機のことです。
木星や土星など惑星の写真撮影・観測の任務を終えた後も
知的生命体に人類のメッセージを伝えるべく、地球上の
様々な言語や音声が記録されたゴールドディスクを乗せて
太陽圏の果て、地球から最も遠いところを今も旅しています。

ボイジャーく〜ん・・・どこにいるの?

いました、いました。
玉野市八浜、児島湖のほとりの「451ブックス」という
小さいけれどとっても素敵な本屋さん。
ドアを開けたらすぐ正面の棚に「やあ」って。
会いたかった「ボイジャーくん」がいました。
a0223379_22441615.jpg

遠藤賢司さんの温かい詩と荒井良二さんの宇宙の絵、
なんとも愛らしいボイジャーくん。
それは大きなやさしさに満ちた絵本でした。

「君がとてもかなしくてねむれない夜には・・・」
地球を飛び出したボイジャーくんが
土星の輪くぐりをしたり
天王星のオーロラをよじのぼったりの
宇宙大冒険の話を聞かせてくれます。
「いつでも僕はここにいるからね」
ボイジャーくんの最後の言葉が
静かに胸に沁み入りました。

嬉しいのは宇宙一のCD付き。
遠藤賢司さんの歌声に耳を澄ますと
ボイジャーくんと一緒に宇宙空間を旅しているような、
なんだかやさしい気持ちになれるから不思議です。

音もない真空の宇宙をひとりぽっちで旅するボイジャーくん。
夜空がこんなにも愛おしいのは君がいるからかも知れません。

おまけのベランダからの名月です。↓
明るすぎてうさぎの餅つきは写りませんでした。
a0223379_22462319.jpg


にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ
にほんブログ村
[PR]
by ishikoro-b | 2011-09-12 22:51 | 絵本 | Comments(6)

映画 ツリー・オブ・ライフ

遅ればせながら、映画「ツリーオブライフ」を観ました。
ブラッド・ピット、ショーン・ペン、
期待を裏切らない素晴らしい映画でした。
a0223379_15533715.jpg

舞台は1950年代のアメリカ・テキサスの田舎町。
厳しい父と慈愛に満ちた優しい母、
そして3人の兄弟たち。
夢のような美しい自然に包まれていながら
毎日の生活は「力こそすべて」の厳格な父に
完全に支配されていました。
父と子の葛藤を主軸に、兄弟の絆や
儚げな母の美しさが描き出されます。

中年になり社会的な成功をおさめた主人公の
長男ジャックは愛する弟の死を知ります。
少年期の苦しくも美しい思い出を回想しながら
自分の生き方を神に問うかたちで
映画は展開していきます。
途中、挿入されるネイチャードキュメンタリーのような
宇宙の創造、生命の誕生、地球の歴史などのイメージ。
それが神の答えでもあるかのように、
ジャックは喪失から再生への光を見つけていくのでした。

映画を観ながら、
宮沢賢治の「わたくしという現象は仮定された
有機交流電燈のひとつの青い照明です」の一節を
思い出しました。
生命の誕生から死に至る輪廻の中で
連綿と繰り返される人々の営み。
私たちの人生も長い宇宙の歴史の一現象と思わせる
斬新な構成は、不思議なくらい安らぎを覚え
至福の時間でもありました。

父親が出張と聞いて開放された子供たちが遊ぶシーンの
交響詩「モルダウ」の使い方の心憎いこと。
私の心もここで一緒に解き放たれました。
母親役のジェシカ・チャステインのワンピース姿も
女性らしい美しさに溢れ、いつもジーンズカジュアルの
自分の姿が恥ずかしくなりました。

圧倒的な映像美、心揺さぶる音楽、
あまりに素晴らしくて2回も観てしまいました。
こういう映画は大スクリーンでないとね。
a0223379_1554407.jpg

大きな木、豊かな水、風に揺れる草・・・
↑映画に触発されてこんな写真を撮りました。


にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ
にほんブログ村
[PR]
by ishikoro-b | 2011-09-09 15:58 | 映画 | Comments(0)

はじめまして

「石ころコロコロ」の石ころです。
ありきたりの日々の中で
私の心をときめかせてくれた愛しいものたち、
美しい風景などを紹介していきたいと思っています。
あまりまめな更新は出来ないかもしれませんが、
のんびり楽しみたいと思っていますので
どうぞ宜しくお願いします。
a0223379_110730.jpg

それから・・・
ホームページ「石ころホリデー」を8月にアップしました。
こちらはフォトギャラリーです。
お暇な時、覗いていただければ幸いです。
石ころホリデー
[PR]
by ishikoro-b | 2011-09-08 17:17 | はじめまして | Comments(2)