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新緑の書写山圓教寺を訪ねて

新緑が美しい書写山圓教寺を訪ねました。
円教寺は兵庫県姫路市にある天台宗の古刹、
西国三十三ヶ所観音霊場 第27番札所でもあります。
ずっと前から山陽道を通る度に姫路あたりで
気になる山がありました。書写山です。
よく見るとロープウェイもあったりして
高所恐怖症ですが高い所が大好きな私・・・
上には何があるのかとずっと気になっていたのでした。
ふと思いついて何の下調べもなく行ったのが十年程前。
ロープウェイで上がった所には、
西の比叡山と呼ばれる仏教の聖地がありました。
緑の木々の中を行く参道、
そして突如現れる大伽藍は本当に感動的。
映画「ラストサムライ」のロケ地にもなりました。
私にとっては今回が7度目の書写山になります。
今回は学生時代の友人ふたりと一緒に
初夏の風が清々しい書写山圓教寺境内を歩きました。

ロープウェイ山上駅から参道脇の十一面千手千眼観音や
観世音菩薩の像に見守られながら坂道を進みます。
仁王門までゆっくり歩いて15分ほど。
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仁王門。ここから円教寺の境内です。
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仁王門から5分ほど歩いたら
緑の中に突如現れる摩尼殿に「おおっ〜!」
清水寺の舞台を彷彿させる堂々たる舞台が見えました。
崖の斜面に築かれた豪壮な舞台造りの建物です。
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摩尼殿の舞台からの眺め。
下に見えるはづき茶屋でおにぎりを食べるのが密かな楽しみ。
何度食べてもお米が美味しいんです。
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一幅の日本画のような世界。
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摩尼殿の裏から木々の間を抜けて行くと
突然、視界が大きく開けた所に出ます。
そこには室町時代に造られた大講堂、食堂、常行堂が
コの字型に並んで荘厳な空気を醸し出していました。
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食堂。 本来は修行僧の寝食のための建物。
現在は一階は写経道場、二階は寺宝の展示室となっています。
ちょうど一組の若い男女が写経している姿が素敵でした。
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写経道場より。
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常行堂を眺める友人ふたり・・・
元気でずっと友だちでいようね。
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食堂の二階から見た大講堂です。
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大講堂は圓教寺の本堂に当たるお堂。
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軒の美しい垂木の並びは鍵盤のよう。音楽が聴こえてきそうです。
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円教寺は966年に性空上人によって開かれたお寺。
境内の一番奥まったところに
開祖・性空上人をまつる開山堂があります。
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軒下の力士の彫刻は左甚五郎作と伝えられています。
四隅にいて屋根を支えていましたが
一つは重さに耐えかねて逃げ出したのだとか。
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静寂をやぶるのはウグイスのさえずりと啄木鳥のドラミング。
自然と仏の声に耳を澄ませ、心を澄ませば、
また新しい自分に生まれ変われるような気がしました。
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帰り、常行堂脇の小径を少し下りた木陰で見つけた仏さま。
小さいけれど一隅を照らしているかのような姿が
印象に残りました。
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応援ありがとうございます。
by ishikoro-b | 2012-05-25 00:31 | 夏の旅 | Comments(2)
Commented by キャリオ at 2012-05-25 12:14 x
次回の訪問時にはぜひお声をおかけください。
Commented by ishikoro-b at 2012-05-26 23:36
キャリオさま。
いつか書写山でお会いできたらいいですね。
その時はどうぞよろしくお願いします。
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