東京からやってきた来た友人夫妻の車に便乗して
鳥取県浦富海岸から京都府城崎温泉まで
複雑な海岸線を縫うように続く但馬海岸道路をドライブしました。
このコースは山陰海岸の美しい景観を眺めながら走行できる
お気に入りのドライブコースなのです。
大好きな居組や浜坂の海岸風景を楽しみながら余部へ。
赤い鉄橋の風景を楽しみにして来ました。
が、しかし・・・
赤い鉄橋はコンクリート橋に変っていたのでした。
鉄橋架け替えのニュースは知っていたけれど・・・
心に寂しい風が吹きました。
以下は4年前に同じコースで旅した時の余部です。
昭和61年に起きた列車転落事故。
悲しい出来事が、赤い鉄橋のある風景を
より切なく美しく見せ、胸に迫るものがありました。
余部を後にして、竹野海岸にさしかかると
まわりに人家もない岬の突端に「才の神」という
バス停がありました。
「才の神」とは村境や辻に祀り、
道行く人馬の安全を祈る道路の神様のこと。
このあたりは平家落人伝説の色濃く残るところです。
日本海を背景にトリコロールの全但バスの看板と
だれが座るのかわからない古ぼけた椅子があって
ここも私の大好きな風景だったのです。
4年前はこんな感じでした。
しかし、ここもバス路線廃止。
壊れたペンチだけが寂しそうに取り残されていました。
移ろいゆく月日と人の営み。
変ることのない海の美しさが心に沁みました。
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