米子水鳥公園のすぐ手前にある粟島神社へ立ち寄ってみました。
こんもり小さな鎮守の森・・・気になりますよね。
水鳥公園からも、山上に社殿の千木が見えて
いつかゆっくり訪ねて見たいと思っていたのでした。
昔は中海に浮かぶ小島だったそうです。
まっすぐ天空に向かって伸びる参道の石段は187段・・・キツそう。
地元の高校生が甲子園を目指して何往復も。
コーチの「止まるな!がんばれ!」のかけ声に背中を押されながら
野球部員の足手まといにならないよう、ゼーゼー登ったのでした。
山上の境内は静謐な空気に包まれていました。
祭神は「少彦名命」で、大国主神と共に国を開いた神様です。
手のひらに乗る程の小さな神様で、おとぎ話「一寸法師」の
モデルとなりました。
すべきことを終えた少彦名命が粟の茎をしならせてピョーンと
常世の国に渡ったことから「粟島」の名があるそうです。
お椀を伏せたような鎮守の森のかたちは
少彦名命のイメージにピッタリでした。
本殿の裏からは米子水鳥公園が一望できました。
粟島神社は秋月の名所。
ここからの月はさぞ美しいことでしょう。
そして石段を下ってふもとへ。
中海に面した鎮守の森の外周を右へ回り込むと
不思議な伝説を残す岩や洞窟がありました。
道が二手に別れていて、まず右へ行くと・・・
「お岩さん」と呼ばれる岩がを祀る質素な祠がありました。
少彦名命が粟島に上陸した際、ヤレヤレと最初に手をついた
岩なのだとか。
左へ進んで行くと八百比丘尼の伝説が伝わる「静の石屋」の洞穴が。
不老不死の人魚の肉を食べてしまった娘が尼となり
世をはかなんで800歳になるまでこの洞穴で暮らしたそうです。
万葉集にもこの地が「志都の石屋」として詠まれているとのこと。
米子水鳥公園へ行かれる際は、ちょっぴりスピリチュアルな
気分も味わえる粟島神社もセットでどうぞ。
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