次々とお花が咲いて、季節の移ろいの早いこと、早いこと。
植物の生命力というか、春の放つエネルギーについていけないと
感じるようになったのは歳を重ねたせいでしょうか。
1週間前のことになりますが、友人を誘って苫田郡鏡野町富にある
白賀渓谷を訪ねました。以前にもブログで紹介したところです。
友人がカタクリの花を見たことがないというので
まずは渓谷手前のカタクリの群生地へ。
楽しみにして行ったのに、その山裾に人影はなくひっそりと静か。
カタクリはまだ蕾で舞台袖で出番を待つバレリーナのようでした。
気を取り直して向かった白賀渓谷。
途中、山間の川沿いを走っていたら車の前方を一瞬、一羽の鳥が
横切りました。あのシルエットはもしかしてヤマセミ?
前にも見たことがあったのでそんな予感がしました。
この地域はヤマセミの生息地とのことで、もしかしたら
ヤマセミに会えるかも・・・
友人とふたり息を潜めながら木漏れ日の降り注ぐ渓流沿いの
遊歩道を歩きました。
雪解け水で水量を増した渓流は風の音も鳥の声もかき消すように
大きな音を立てて荒々しく流れていきます。
ヤマセミに会えるかな?ハンティングにぴったりの枝も
渓流に張り出して絶対いそうなシチュエーションです。
しかし待っても待っても思いはなかなか伝わらないもの。
この日会えたのは、おしゃれでせっかちなエナガと
小さな味噌色のミソサザイだけでした。でも満足!
会えても会えなくてもワクワクしながら歩くのは楽しいことです。
ミツマタ
キクザキイチゲ
サンシュユ
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